2014年11月24日月曜日

ヤン富田:第5回アシッドテスト・セットリスト (11/22, 11/23 開催) 『サウンド・アート、人工頭脳研究の有機体用音楽、及び古典の評価に関するレクチャ』

第5回アシッドテスト、ポストカード (B5) とレジュメ (A4)。
レジュメに掲載されたアシッドテスト用エフェクト・カタログからの展示資料。(抜粋)


at Tokyo Cultuart by BEAMS - Gallery
オーディオ・サイエンス・ラボラトリー(A.S.L.) では、2011年12月4日に開催された第2回アシッドテストに於いて、推定2070〜2095年に録音されたとされる音源を紹介してきました。その音源は作曲家のクラーク・ゲスナーによって、1969年2月11日、ニューヨーク西57番街204番地のビルのエレベーター内で発見されました。ソースディスクは直径8.5インチの非常に薄い硬質のプラスティック製で再生速度は20rpm です。 (現在ディスクはプリンストン大学アーカイブに所蔵)。予備評価では起源時所を現在(1969年) から100〜125年後、録音場所をニュージャージー州の北部とし、内容は、プラント?で働くサイボーグが、脳にうめこまれたチップの不具合、誤動作に悩むさまを語るというものでした。
http://asl-report.blogspot.jp/2011/12/blog-post.html

ムーアの法則に沿って集積回路がこのまま細密化するならば、人類が未だかって経験した事のない科学的技術のパラダイムシフトといわれる特異点を2045年には迎えるのだそうです。 2014年時点での人工知能に使われる集積回路では、英語に限っていえば70%の大学に合格する確立があるそうで、東大に合格するのも時間の問題なのだそうです。アメリでは2030年代には雇用の50%以上が人工知能を持ったロボットに代わるといわれています。
第5回アシッドテストでは、これまでの経緯から、2050年を目処に、彼ら=[サイボーグ、ロボット、ヒューマノイド及びアンドロイドといった有機体]が聴くための、「人工頭脳研究の有機体用音楽」 を創作し奏でてみることとしました。A.S.L. コマンドセンター分室での会議。左から、COMPUMA、DR.YANN、M.C. BOO、山口洋祐
『人工頭脳研究の有機体用音楽』
1939年ベル電話研究所の科学者ホーマー・ダドリーによって発明されたボコーダーは、その音声圧縮技術から第2次世界大戦時には暗号機として通信に活用された。時を同じくする1948年、ベル研究所の科学者クロード・シャノンの論文「通信の数学的理論」は、情報理論という分野を確立するきっかけとなり、その後の世界を大きく変える事となった。
2050年、雇用の50%以上はサイボーグ、ロボット、ヒューマノイド等の新たな有機体によって占められていた。彼らはおよそ100年程前に開発された初のデジタル信号処理をともなう音声圧縮通信技術から派生した有機体であった。その始祖であるボコーダーの音声圧縮技術に彼らは共通の郷愁を感じ琴線にふれるのだった...。

寒空の下、テスト参加者は2050年へトリップし人工頭脳研究による有機体用音楽を体験した。


「ホワイトヘッドー有機体の哲学」田中 裕 (著)からのリーディング。

1963年ベル電話研究所より発売されたスピーチ・シンセサイザーの組み立てキットのデモンストレイターとして、A.S.L. より椎名謙介。

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セットリスト:

11月22日(土)アフタヌーン・テスト 14:00〜16:00
                       イブニング・テスト    17:00〜19:00

1. 『必然性のある偶然の音楽のためのラジオ・ミュージック 2014』

ー追悼・高倉健:花田秀次郎と山本義隆さんのこと (アフタヌーン・テストのみ)
ー暗号化された音楽/サイファー・ミュージックから有機体用音楽へ

2. 『人工頭脳研究の有機体用音楽』
(サイボーグ、ロボット、ヒューマノイド及びアンドロイドのための音楽)
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #1
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #2
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #3
 ◇有機体の哲学#1
 ◇有機体用ウォーゲームのサウンドトラック
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #4
 ◇有機体の哲学#2
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #5
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #6

3. ベル電話研究所のスピーチ・シンセシス/Speech Synthesis - Bell Telephone Laboratories 1963
4. シリコンバレーの笑うロボット/Laughter Robot In Silicon Valley by Yin & Yang Tomita
   (3. 4. イブニング・テストのみ)

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11月23日(日)アフタヌーン・テスト 14:00〜16:00
                       イブニング・テスト    17:00〜19:00

1. 『必然性のある偶然の音楽のためのラジオ・ミュージック 2014』

ー暗号化された音楽/サイファー・ミュージックから有機体用音楽へ
 ◇ベル電話研究所のスピーチ・シンセシス/Speech Synthesis - Bell Telephone Laboratories 1963
 ◇シリコンバレーの笑うロボット/Laughter Robot In Silicon Valley by Yin & Yang Tomita

2. 『人工頭脳研究の有機体用音楽』
(サイボーグ、ロボット、ヒューマノイド及びアンドロイドのための音楽)
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #1
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #2
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #3
 ◇有機体の哲学#1
 ◇有機体用ウォーゲームのサウンドトラック
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #4
 ◇有機体の哲学#2
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #5
 ◇人工頭脳研究の有機体用音楽 #6

3. 暗号化された音楽/サイファー・ミュージック: 『暗号化された「時間よ止まれ」』
4. "Someday That Place In Time"〜スタッフ紹介(イブニング・テストのみ)


ヤン富田 (Yann Tomita):Speaker, Buchla, Serge, Eventide & Multi Dimensional Sounds
椎名謙介 (Kensuke Shiina):Demonstration of Bell Speech Synthesizer 1963

PA:COMPUMA、椎名謙介
サポート:M.C. BOO、ジェリー鵜飼、山口洋佑、HIPHOP 最高会議ー千葉隆史、
       永井秀二 (Tokyo Cultuart by BEAMS)
ベンチウォーマー:スージー・キム、松浦彩、井澤聡朗、東海枝尚恭
記録/スチール:仲田舞衣
記録/動画:金尾修治 (サイファー・コミュニケーション)


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任務遂行後のA.S.L. SPACE AGENCY の面々。
左より、COMPUMA、ジェリー鵜飼、HIPHOP最高会議ー千葉隆史、永井秀二

ご来場誠にありがとうございました!





2014年11月20日木曜日

第5回アシッドテスト (11月22日/23日開催)更新情報。

               Speech Synthesis - An Experiment in Electronic Speech Production
               Kit of Bell System Science Experiments No.3 / Bell Telephone Laboratories 1963

画像は、1963年にベル電話研究所より発売されたスピーチ・シンセサイザーの組み立てキット。研究書との
セットで発表された。それは1939年ベル研究所の科学者ホーマー・ダドリーによって発明されたボコーダー
から数えて24年を経てのことであった。その間のベル研究所では、世界を大きくリードする様々な発明があ
った。中でもトランジスターの発明とクロード・シャノンの論文『通信の数学的理論』から情報理論という
分野が確立されたことは、その後の世界を大きく変える事となった。

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5回アシッドテストは、『サウンド・アート、人工頭脳研究の有機体用音楽及び古典の評価に関するレク
チャア』と題して開催します。これは前回の「サイファー・ミュージック/暗号化された音楽』の続編とな
ります。

前回初演された「暗号化された音楽」に関して、では実際にこのような新たなアートフォームであるとこ
ろの音楽形態を誰が楽しむのか?或は如何に世の中に機能するのか?といった問題、事柄にお応えするべ
くお話とパフォーマンスを実行したいと考えます。

近年に於けるテクノロジーの急速な発達は、もはや人間の能力を超えたサイボーグ、人工知能を持ったロ
ボット等々が登場しようとしております。音楽は常に時代の先端技術と密接に関わって来ました。それは、
テクノロジーとの関係に拠って音楽の聴き方、接し方の変遷が更新されて来たことを意味します。

タイトルにある「人工頭脳研究の有機体用音楽」とは、サイボーグや人工知能を持ったロボットのための
音楽のことです。これまでのサイボーグやロボットをテーマとした音楽のほとんどは、ロボット風の演奏
や音楽用ロボットによる自動演奏を聴かせる為の音楽であり、彼ら自らが鑑賞する音楽ではありませんで
した。しかしここでの試みは、彼らのための音楽、彼らが聴く音楽、彼らの琴線に触れる音楽というテー
マで創作を試みています。この試みが新たなる音楽の表現に繋がるのではと考えております。

意識の拡大は感性と知覚の変革を呼び覚まします。そうして磨かれた直観から新たなポエジーが生まれる
と思うのです。                                 
                               2014/11  ヤン富田

                    (以上、第5回アシッドテスト、レジュメより抜粋。)

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開催を記念したA.S.L.謹製のACID CAP を今回も制作しました!
今回はご要望の多かったブラックとなります!


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カルチャート・ビームス・ブログにてお願いいたします。
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